のと里山空港アートナイト2016 空港プロモーションビデオ公開のお知らせ
2016年10月9日(日)にのと里山空港で開催された「のと里山空港アートナイト2016」において公開収録で制作されたプロモーションビデオがこのほど完成、2017年2月1日からyoutubeなどで公開を始めることになりました
●プロモーションビデオを制作したのは、気鋭のメディアアーティスト・真鍋大度(まなべだいと)、エンジニア/アーティストの石橋素(いしばしもとい)が率いる Rhizomatiks Research(ライゾマティクスリサーチ) 。
● 楽曲提供は、ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するミュージシャン、 Falty DL(フォルティー・ディーエル)。
● 夜間、全長2キロメートルの滑走路というロケーションを活かして、ドローンによる空撮を実施。隣接する日本航空学園の学生に撮影の協力をいただきながら、公開収録で制作しました。
Rhizomatiks Researchコメントは以下のとおりです。
今回「Rhizomatiks Researchがのと里山空港でやってみたいこと」というお題を頂いて、空港の中で最も心を惹かれたのが滑走路上のランプです。航空機の進入方向をガイドする「進入灯」や滑走路の中心線を示す「滑走路中心線灯」など、表現のモチーフに光を多く使う僕らにはすごく面白いものばかりでした。
滑走路は幅45m、長さにして2kmもあり、その広大な面積を活かすため、滑走路を水平方向に長く使って撮影するアイデアを考案しました。カメラの移動距離が長いこと、また空港であることに因んで、大型の空撮用ドローンを使用しています。
ビデオのコンセプトは、滑走路を音楽トラックに見立て、楽曲のテンポと滑走路の灯火をリンクさせて、視覚的に表現するというものです。シンプルな音構造であるFaltyDLの楽曲「Shock Therapy」をサウンドトラックとして、視覚・聴覚的にシンプル、かつ強い表現にすることを目指しました。
CGでは、滑走路上の位置をトラッキングして、音に合わせて変化するグラフィックをAR技術を用いて合成致しました。のと里山空港に隣接する日本航空学園の学生の方々にも多数ご出演頂き、楽曲のビート上に当たる地点からライトで照らしてもらっています。ドローンの移動速度からビート上の地点を割り出したところ200mもありました。たくさんの方のご協力がなければ実現できなかったことで、極寒の中の撮影にご協力いただいた皆様には大変感謝しております。
Rhizomatiks Research